ロッポンギ・アニメ・ナイト 復活!大人だけのドラえもんオールナイト 雑感
2010-03-06


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2月中のドラえもん映画祭にも足しげく通い、試写でも今年の作品は見ているのに、オールナイトが復活と聞いたら、それは期待せずにはいられないし、オールナイトと言えば2004年を最後に途絶えていた催しです。チケットが取れるのであればぜひとも行ってみたいと思いました。

チケットが窓口ではなくオンラインでの販売になってからは発売開始直後にソールドアウトになっていたことも多く、自分は後半、諦めることも多かったイベント。

問題はプログラムで、今なぜこの組み合わせなのかという部分がひとつ。『のび太の日本誕生』は10周年記念作品で観客動員数が良かったという事情は知りつつも、散漫で地味な印象があるプロットや、どんでん返しの卑怯な展開にファンの間ではあまり評価されない作品。

『のび太の宇宙小戦争』も、今年の挿入歌で復活した武田鉄矢つながり的なセレクトなのか、それとも今年の『大海戦』という“戦い”の部分でテーマの比較をせよと言うのなら、痛いセレクトです。何が理由だとしても、暗めな印象の2本。幸い「ドラえもん映画祭」で外した作品だけど、逆に言えば“外す”作品なんですよね。

加えてトークショーの弱さ。正直なところ、今年の映画の出来に満足していない自分としては“なんでこんな風になったのか”の顛末を聞きたいというのが一番の目的。どうも前向きじゃありません。

でも、ツイッターで人様が買っているのを観たら楽しそうで、自分もついついリザーブ&購入。そして前回も失敗しているのに、今回も“誰か行くでしょ?”と2枚購入したら、見事あまった!

当日開始直前に電話をしてきた友人を無理やり誘って、席を進呈しました。きけばイベントのオンライン販売の状況も、当日まで余り席がある状態だったよう。“なんとか埋まった”レベルの人気だったように見えました。

禺画像] お目当てのトークショーは、今年の映画のメインスタッフ楠葉宏三監督、脚本の真保裕一、そして飛び入りで増子相二郎プロデューサーが加わり司会からの質問に答えていく形式。

エイガ・ドット・コム 6年ぶり復活“大人だけのドラえもんオールナイト”に喝さい![2010年03月06日13時15分] [URL]

(前略) “大人だけのドラえもん”はかつて毎年行われていた伝説のイベント。2005年の声優・スタッフ交代を機に惜しまれつつ終了したが、名物の「予告編大会」も含め待望の復活となった。真保は、小説家になる以前はアニメーターとしてシンエイ動画に所属していたそうで「のび太の新魔界大冒険」「新・のび太の宇宙開拓史」でも脚本を担当。「第1回目のオールナイトに行った」というだけあって作品への思い入れは人一倍強く、「オリジナルストーリーでも、F先生が作った設定の中で忠実に作れば自然にドラえもんの世界ができる」と熱く語った。

さらに、「このごろは大人の事情で(笑)、しずかちゃんの入浴シーンが少ない」と語る楠葉監督に、「あれはF先生が好きで描いているのだから、削除しないで大切にしなきゃいけません!」と力説し、会場の喝采を浴びた。そして、「僕は『のび太の宇宙小戦争』の牛乳風呂のシーンが大好き。今回は、しずかちゃんの人魚姿がたっぷりある」と“大人”トークで会場を沸かせた。

以下、個人的に印象に残った発言を箇条書きします。
★楠場監督
・藤子・F・不二雄先生の作品世界を尊重することに力点。
・いろいろ(脚本から)変えちゃいました。
・リメイクだと進行が楽だから。(※ジョーク混じり)
・調整役としての仕事がメイン。
・日常に帰るところが“(映画)ドラえもん”。

★新保さん
・5人の考え、行動を追っていけば、それは必ず(作品としての)ドラえもんとして成立する。
・元上司の増子プロデューサーからのオファーはフリーになった今も拒否権がない。

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