PVC /セバスチャン「リトル・マーメイド」by TDR(2001)
2007-09-14


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近年の嫌PVC運動のせいで、さまざまなキャラクターフィギュアがアンチ・PVCフィギュア(非塩化フタル酸エステル)へと方向転換しましたが、その過渡期になる2000年前後の商品は手探りのせいか違和感のある質感の商品が多発した時期となりました。

TDRの「ディズニー・シー」のオープンは2001年。まさにその渦中にありました。同パークにはさまざまな新規オリジナルキャラクター人形が開発されましたが、質感はゴムに似た新素材を採用しています。最近の感覚で言うとエラストマーっぽい手触りなのですが、“エラストマー”の意味を調べると“Elastic Polymer=弾力のある素材”だそうで、特定の素材を指すにはさらに名詞が必要なようです。
現在の各社はそれぞれどんな素材を使っているのか知りたいところです。
正直なところ、口に入れるはずもない大人のコレクターにとっては馴染みの質感にも愛着があるので、違和感のない以前どおりの質感を再現できるようになって欲しいと願うばかりです。

ここに掲げる画像はオープン当時“マーメイドラグーン/スリーピーホエールショップ ”で販売された「リトルマーメイド」のセバスチャンのフィギュアです。従来のPVCに比べてかなり弾力のある素材でゴムに似た手触り。オープン時に存在を確認しながらも入園時、売り切れていたので、後にネットでコレクターからトレードしていただきました。画像でしか見たことがなかった自分は触ってみてびっくり。
幸い、同時期の品であったボトルキャップフィギュアに見られる経年による変色はないので今も鮮やかな色合いを楽しんでいます。
[マーメイドの洞窟]
[PVCの細道]

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