PVC『トムとジェリーの大冒険/TOM and JERRY The Movie』(1992)
2006-09-22


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長編アニメーション映画『トムとジェリーの大冒険禺画像]』公開時に米アプローズ社より発売されたPVCフィギュア。
媚びた表情、ポーズ全開のジェリーに幼いイメージのトム。 禺画像]
新キャラクターは後列左からロビン・スターリング、フィッグおばさん、キャプテン・キディ、前列フェルディナンド

50周年の盛り上がりと直後の映画のおかげでこの時期はマーチャンダイジング・ラッシュ。カートゥーン玩具ファンにはお馴染みApplause社からも『トムとジェリー』商品が色々リリースされました。フィギュアファンとしてはやっぱり外せないPVCフィギュア。
見慣れない映画の新キャラクターがなんとも違和感バリバリです。
二匹の新しい飼い主ロビン・スターリング。映画での作画は結構バラバラな顔してるんですがフィギュアで選択したイメージは結構良い感じ。むしろこの線を映画はキープしてくれれば良かったのに。
フィッグおばさんはロビンのおばさん。物語の悪役。当時ヒットしていたディズニー映画『リトルマーメイド』の悪役アースラにデザインが似てるなんて意識するといっそう映画がチープに感じるので気がつかないようにしましょう。
キャプテン・キディは手に”スクォーク”と言う名前のオウム型パペットをはめている遊園地の園長。コスト削減なのかスクォークを胸に隠している形で造形されて魅力半減。

そして新キャラクターの真打フェルディナンド。トムとジェリーの追いかけっこに犬を加えて更に追いかけっこをさせようというコンセプトが見え見え。一工夫として動き回るのに不自由なくらい太った犬としたところが当時的です。スケボーに乗っていないと動けないというキャラクター。設定が活かしきれていないような映画の仕上がりは……。
フィギュアではスケボーの形状が間違っていて四角い板のに車輪が付いた物体に乗ってます。これじゃ、………。惜しいナァ。

全体的にマイナスっぽく書いてしまいましたが、この手のアニメーション・キャラクターに慣れたメーカーだけあって処理は安心感があります。
好きなメーカーさんだったのに、最近は名前を耳にする機会が減ったと思って心配していたのですが、2004年にRUSSに吸収合併されたようです。現在はブランドとして存続してました。 タカラトミーの合併にも一抹の寂しさを感じましたが、この会社の変化にも寂しさを感じます。
[トムとジェリー追いかけ路]
[PVCの細道]

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