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もう本誌リリースが残すところ一号。泣いても笑っても、残り1回。
そこで、気持ちも焦る中、気になっているのは台座の不安定さ。9分割された木製ボックスをネジで合わせて、その周りにフレームをつぎはぎしながらネジでとめるという構成のこの台座。正直なところ、強度に疑問が残ります。実際、本誌の組み立てガイドには最近になって「繁茂に台座を移動させる方は木工用ボンドで接着」することを
薦める状態。50号で台座が出揃った時点ならば苦労が無かったのに今更……。
ひたすら硬く閉めたネジとナットで安心しようと思ったのですが、組み上げてしまっては、もう戻る気持ちが起こらない。
禺画像] 手をかけるなら今のタイミングしかないと、やっぱり分解して接着してネジ留めすることにしました。あれだけ力いっぱい締めたネジは意外と緩めるのが楽。安易に外れるネジにむしろ、接着を決めてよかったと思える状態でした。木工ボンドは、やや多めに、たっぷりと。あらら、たれちゃった。
9分割の設計は、梁が通っていると思えば強そうです。問題はおのおののボックスの固定。これでしっかり固定されれば、かなり強化されるはず。
……と、基礎工事部分はこれでいいのですが、外したフレームに問題発生。フレームのネジ穴は、ガイド的に開けられた小さな穴があるだけ。最初にネジを通したときに穴ができ、固定されるように出来ています。つまり、とても木が柔らかいようなのです。おそらくチャンスは1度。何かにためらって固定、バラシ、再組み立てというプロセスを踏むと、半分以上の確率でネジ穴がバカになります。こんな強度でフレームは大丈夫なの?
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実際、1回目の組み立てでも何もせずに穴がバカになったフレームもあるし、運ぶうちにガクガクとしてくる強度。特に、フレーム1つにつきネジ1本という致命的な設計の角部分のフレームが、どう考えても軟弱です。
禺画像] そこで、ネジ穴を増やすことにしました。本来ならフレームの木材選択に問題を感じますが、ここを改造する技量は自分にはありません。それならせめてネジを増やして、固定箇所を増やしていくのが懸命でしょう。
電動ドリルで、既にあるネジ穴と似たサイズで直径35mmの穴を、足りないと思われる箇所に追加していきます。特に1つしかネジ穴のないフレームは2〜3点固定に。スイッチ部分もネジ1つで、スイッチをかぶせてスイッチで2点目を固定する設計が心もとないので、両端にネジがくるよう穴を増設。
禺画像] 既にあったネジ穴もバカになったものが多いので、そのネジ穴には“バカ”とメモして、隣に新しいネジ穴を増設しました。
禺画像] ネジは1本見本に店頭へもっていき、同じサイズのものをDoitで調達。32本で80円だから、価格にして1本2.5円。この値段のネジで
92号は大騒ぎだったのかと思うとバカらしいというべきか……。
フレーム部分も接着しながら固定をしたけれど、どうやらニスのようなコーィングがかかっているせいか、木工用ボンドは食いつきません。もし使うなら、接着部分をヤスってコーティングを落としてからでないと意味が無いようです。しかし、今回は接着してから気づいた部分なので自分はスルー。ネジの増設だけで、なんとかマシになったと思います。
禺画像] もうひとつの問題点、
90号
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