ピクサーのLittle Golden Bookにはずれなし!
2008-06-02


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昔から洋書店では定番でよく見かけるし、輸入雑貨店には飾られている、ある種“玩具的”絵本でもある「リトル・ゴールデン・ブック」シリーズ。アメリカンで大雑把な製本技術はお世辞にも褒められないけれど、背表紙のゴールデンは目を引くし、ちょうどいい小ぶりな版形はキュート。ラインナップの雑多さも魅力的。

2003年にはこの本の姉妹シリーズの大型版がと復刻されたので、熱心なファンなら、その装丁に見覚えがあるかも知れません。

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近年、絵本や一部の海外アニメーションは50年代のエッジの通った絵が流行です。不思議なもので自分もレトロな味わいの、この手の画風に惹かれることが多くなりました。

「レミーのおいしいレストラン」公開時、日本の絵本もレトロ・テイストの絵柄を採用したものが発売されて驚きましたが、リトル・ゴールデン・ブックが底本のようです。
絵だけでなく、書体や文字の大きさの大小のつけ方、レイアウトともずいぶん力の入った編集です。オススメの一冊です。(画像はキツく色を出してしまいましたが、実際はかなり落ち着いた色です。)

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禺画像] DVD収録新作短編『ユア・フレンド・ザ・ラット/Your Friend the Rat 』。その作品もリトル・ゴールデン・ブックで出てます。
この作品はピクサー製作なのに、まさに絵本そのまま、手描きの良さを生かしたアニメーション(逆か!)。絵本ではピクサーのオリジナルスタッフが大挙して参加。かなり豪華な内容。そういえばピクサーは当初から50年代に思い入れある姿勢を見せるスタジオ(スタッフにそういう世代が多いのでしょう)ですが、リトル・ゴールデン・ブックの“よき時代”も50年代にあるのかもしれません。そう思うと、ピクサー作品のリトル・ゴールデン・ブックにハズレがないのも納得できます。

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同じくDVD用新作『メータと恐怖の火の玉/Mater And the Ghost Light 』もリリースされています。本編のリトル・ゴールデン・ブックも素敵な絵ですが、自分の場合イラストレーターのクレジットに惹かれて、こちらを購入しました。ドミニク・ルイスはメイキング本でもよく見た名前。期待値が高すぎて、満足度は想定範囲内でしたが、やっぱりピクサー作品のゴールデンブックスにハズレなし、のルールに当てはまっている印象。

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