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映画『リロ・アンド・スティッチ』は好評を得て、その続編になるオリジナルビデオアニメやTVシリーズが製作され、マーチャンダイジングも様々な展開を見せています。
このPVCフィギュアセットは2003年最初の続編『スティッチ!ザ・ムービー』リリース&TV版『リロ・アンド・スティッチ・ザ・シリーズ』放映開始時にディズニーストアで販売されたものです。
このセット商品、何があったのか短期間で仕様が変更になり通算で3バージョンあります。最初スティッチがポーズ違いで2種セットされたものでしたが、しばらくすると光線銃を持ったスティッチがオミットされて、なぜかこの画像のように同じスティッチが2個セットされたパッケージに変更になりました。正直言って、最初は封入を間違えた不良品なんだと思っていました。
同じ商品が2つ入っているのは不自然と判断されたのかスティッチを
オリジナル映画版の商品からスティッチとリロが転用されたバージョン3へと生まれ変わりました。
[2007/09/24画像追加]
禺画像] なぜ商品仕様がコロコロと変化したのか、本当の理由は分かりません。
しかし、一消費者として気になってあれこれと理由を考えました。個人的には最初の光線銃を構えたスティッチに何か問題があると判断され、早急に外し他方のスティッチを2つにして濁したバージョン2、その欠点をフォローしたバージョン3だと感じています。
凶暴なモンスターの素養を持ち、時に大暴れを見せるスティッチにキャラクター的なタブーは少なそうです。何しろ他のディズニー作品では見られないような行儀の悪いしぐさを平気でするキャラクターです。それを商品化するという点でも、さして問題は感じません。
一見、銃を構える主人公と言うモチーフに問題があるのかと、うがってみますが、これ以前には6本の手で3つの光線中を構えるポーズで商品化されています。それらとの違いを観察して感じる違和感はハダカの状態で銃を構えている点でしょうか。
禺画像]
スティッチが光線中を振り回して大暴れするシークエンスは基本的に宇宙服を着ていて、これまで商品化されたフィギュアを見ても、赤い宇宙服を着て光線銃を構えています。このフィギュアでは宇宙服も着ていない、日常を感じさせる姿なのに銃を構えているのが、自分としては違和感を感じます。
宇宙服を制服と見立て、異世界のものと捉えるか、それとも任務のように見えるからなのか……。違和感のきっちりした明文化は難しいのですが、もやもやと言うならばポイントはそこです。
(※……と、書いてみたものの発売中のステーショナリーやシールでハダカのスティッチが銃を構えている図版、ありますね。どうやら的外れの考察だったようです。[2007/05/05]追記)
この考察に解答はありません。メーカーの現場に明確な理由が存在していても、それが公表されるとは思えません。技術的な問題の可能性もあります。金型が突然壊れてしまって修復不能な状態になってしまったかもしれません。はたまた明確な理由などない、ちょっとした気まぐれかもしれません。
ちょっとした“ひっかかり”を追求するのはおもしろいもんです。
このエントリーを読んだ貴方はこのスティッチに何かを感じるでしょうか。
■商品ラインナップ個別画像
・スティッチ<光線銃>/試作品626号(上画像参照)
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スティッチ<Hi !>/試作品626号
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ハムスター・ヴィール
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625号(ルーベン)/試作品625号
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キックス/試作品601号
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