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ふと思い返せばワーナー系の劇場用アニメーションの興行は切ない思い出がいっぱいです。場内に数えるほどしかお客さんがいなくて、自分しか笑っていないとか……。

劇場版長編アニメーション『パワーパフ・ガールズ』も、作品の出来は素晴らしいのに盛り上がりに欠ける切ない風景だったことを思い出しました。 巨大化したモジョ・ジョジョのシークエンスは怪獣好きにもグッとくる『キング・コング』のパロディでした。あれだけマーチャンダイジングで盛り上がっていたＰＰＧも映画時期は静かだったような印象です。

巨大化モジョ・ジョジョ、カッチョエー！　と盛り上がっていた自分ですが巨大＆高級のレジンフィギュアくらいしか商品化を見かけず、諦めていたモチーフでした。最近になって映画公開時（2002年）にアメリカのファーストフード「ジャック・イン・ボックス」のミールトイがあった事を知りました。

懐かしいハシゴを登るゼンマイ人形ギミックをビルに登る形に置き換えているセンスは素晴らしくハマってます。ギミックにフォルムを制限されているとはいえ、近年の玩具はハスしませんね。それにチープトイ然とした感じだけでなく布製のマントがついているだけで味わいがかなり深く感じられる立体物です。

しかし、『ランナウェイ・ブレイン』のジュリアスといい、『キングコング』といい、この手のキャラクター好きなんだなぁ。
気がつくとワンパターンな自分の感性に軽く落胆。