禺画像]
なんだかんだ言っても、ディズニーファンは恵まれてますよね。かなりのマイナーキャラクターまで商品化されていて、その姿を立体物で楽しめるんですから。
ゆるりと、子年の頭をねずみキャラクターをピックアップし続けながら、結局どれもこれも(C)Disney印。今回画像のこれも、ディズニーキャラクターです。
(ファンならもちろん、何の作品か分かりますよね?)
この商品、2001年11月トミーから発売開始されたディズニーキャラクターのコレクションフィギュアシリーズの一部なのですが、一昨年を最後に新商品がリリースされなくなったので事実上休止してしまったようです。
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タカラトミーHPマジカルコレクション:[URL]
この商品、ハナから自分は乗るつもりはなかったので、つまみ買いしかしてませんが、意外なキャラクターがこっそり商品化されているので、そこは逃さないように目を光らせていました。ストライクゾーンに玉を投げていれば、熱狂できたシリーズなのですけど……。
●商品コンセプトを推察
大きなキャラクターコンテンツであるディズニーの王道コレクションと言う狙いは分かります。これまでもディズニーの玩具を多数出してきたトミー。そしてチョコエッグの後継シリーズとして続けたチョコパーティーシリーズ。ディズニー・キャラクターのフィギュアを集めて楽しむ層が確実にそこに居ることを把握した上で始めた商品と思えば、手堅いと思います。
でもね、
ブリスターパッケージで価格帯は780円+税=819円(後に値上げし980円+税=1029円)の価格設定。この発想や、サイズ設定、フィギュアの股関節の処理=ケナー分割からするに、スターウォーズ(以下「SW」)のアクション・フィギュアのディズニー版と言う単純な転換が見え見えです。そういえば、SWフィギュアの輸入代理店はトミー・ダイレクトさんでしたっけ。
●それでいいのか?トミーさん
確かに、一瞬しか登場しないマイナーなキャラクターさえ立体化し、ファンは喜ぶという意味では両者の客の質は似た部分があるかもしれません。でも、層の厚さが全然違うでしょう。
決め付けはいけませんが、SWの支持層でコレクターの大部分は男の濃いファン。ディズニーの購買層の中心はおそらく女性のライトファンでしょう。無論、自分のようなオタクも客の中にはいるとは思います。でも、経済を動かすという意味においてはライトファンに響く商品開発しなければ駄目でしょう。
チョコエッグ&チョコパーティで沸いたファン層には男性の濃いコレクター層も厚かったと思いますが、多くはディズニーに濃い想いを持っていたのではなくてチョコフィギュア・ファン。また、コレクションとして楽しめる意味で安価であり、ちょっとしたギャンブル(選択不可)だった形態も手伝っていたと思います。その意味において、マジカル・コレクションの購買ターゲットって、とんでもなく的外れなところに投げてる気がするんですが、気のせいでしょうか。
ディズニーキャラクターのアクション・フィギュアと言うカテゴリーを集めている人ってどれくらい居るのでしょうか。残念ながら自分の知る限り、自分を含め、コレクションのメインストリートに集めている人は一人も思い浮かびません。立体物に飢えている作品に関しては補足する形で自分は買っているし、作品ごとならばファンもいるでしょう。ですがカテゴリーのファンは思い当たりません。
その意味で言ったらグループ企業・U-mate発の派生シリーズ『マジカル・フレンズ』の方が遥かにストライクに玉を投げている気がします。王道キャラクターのソフビ人形シリーズと言うコンセプトは日本だからこそ、いい投球だと思います。幼児層へのアピールもできています。
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