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先週、口コミに背中を押されて韓国映画『トンマッコルへようこそ』を見てきました。
戦火の中、平和主義の村「トンマッコル」へ迷い込んだ兵士達の物語。名前の由来、”子供のよう”に純真で素朴な暮らしをするトンマッコルと言う村は幻想的で幻のような空間。敵対していた兵士が村でハチあわせし、緊迫した睨み合いになるが、やがて……。
冒頭の戦争描写のエグさに、内心悲鳴を上げていた自分ですがトンマッコルに入ってからは安堵のため息。ファンタジックな描写や、対立する兵士達が同じメシを食い、そしてクソひって、食料を作ることにより互いの理解を深める展開が秀逸です。
戦火から逃れ、敵対する相手を理解し協力していくのに、それでも大切なもののために戦う道を選択する「戦争」のパラドックスのような構成は考えさせられました。
芸術映画ではなく、エンターテイメントとして派手な描写で見やすい反面、”戦うこと、破壊の生理的快感”を味わう瞬間、正に人間の矛盾を自分の中に感じました。
面白いし、深いです。
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