映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』
2006-10-13


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13日の金曜日!
西洋の迷信では忌み嫌われる縁起の悪い日ですが、自分にとってはちょっと楽しみにしていた日です。その理由はシネ・リーブル池袋がリニューアルオープンで、サービス価格1000円で映画を観られる日だったからです。こんな日にリニューアル・オープニングデーをあてたスタッフにちょっとした勇気を感じます。

経済的な理由で見送り、入場者プレゼントの品切れでますますダッシュ力が落ち、延ばし延ばしになっていた映画をこの機に観ようと先週から予定を建てていたのです。

これだけ遅くなってしまったので、評判は既に耳に入っていました。ネットでは異常とも言えるほどの良すぎる評判で、そんなにも名作が生まれたのかと期待値も大きくなる状態だったのですが、オフで聞く評判は冷静で過度に膨らんでいた期待がしぼむ(?)、悪くもないけど、騒ぐのもおかしいという内容。でも、やはり映画館で見るべき映画だと言う想いは消えませんでした。
40周年のお祭りイベントにはやはり参加したかった!
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劇場ではディスプレイが本作仕様になっていて、出演者やスタッフのサイン色紙、雑誌用に製作されたジオラマ模型が並んでいました。
一時売り切れだったパンフレットは再入荷されていて入手することが出来ました。
改めて見るとパンフレットは雑誌『てれびくん』特別編集。生活圏内のすぐ横で編集されているものでした。表紙に鑑賞記念に押すスタンプのスペースがあるので、ここは忘れずにペッタン・ポン! (←スタンプ・マニアの性)
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肝心の映画。
導入部やタイトルロールあたりまでは興奮して、熱い思いで鑑賞していたのですが展開が進むにつれて落ち着いて見れるようになりました。演出面での力みすぎな感覚や、段取りのモタつきや未整理さが気になりました。わざわざけなすこともないけれど決して究極の形の映画とは言えないと思い、オフラインでの感想に納得が行きました。
子供とミライ隊員のドラマ部分はくさいと言われそうですが個人的にはストライクでした。
CGアクションは、旧態依然に閉じ込めず新しい側面を見せようとする意欲は買いたいですが、特撮の王道的快感=”実物がそこにある存在感”が感じられず違和感を感じながら、ゲームっぽさに微妙な気分。
クライマックス、兄弟とメビウスが順番にピンチになる段取りが工夫できなかったのかと少し残念でした。

それでも、40周年と言う節目に本品を作ってくれたことの嬉しさは筆舌に尽くしがたいもの。その充足感、幸福感は隅々までに行き渡っていて、その意味ネットでの評判にも頷けました。
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平日の昼だったので混雑ではなかったものの、客の入りはそれなり。座席指定の関係でお隣は親子連れだったのですが、後半はちょっと飽きちゃっていたようでクライマックス直前に場内に響く声で「終わり?」と親に聞く始末(笑)。キッズ・ムービーとしての正直な感想は気になったので聞き耳をたてていたのですが、終了後は「面白かった」と言っていたので安心しました。
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劇場公開はヒットしているものの、公開規模は縮小されていくので、ご鑑賞はお早めに!
公式HP [URL]
[エンタメ雑感記]
[怪獣街道]

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