マクドナルドは悪者なのか
2006-07-09


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日刊スポーツ
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ディズニー、マクドナルドと契約延長せず[2006年5月9日9時16分]
8日付米紙ロサンゼルス・タイムズによると、米娯楽大手ウォルト・ディズニーは、ファストフード大手マクドナルドの子供向けおまけに認めてきたディズニー・キャラクターの使用についてマクドナルドとの契約を延長しないことを決めた。

 マクドナルドのハンバーガーやフライドポテトなどが深刻化する子どもの肥満の一因となっているとの批判を受けた形。米国では子どもの4割が太りすぎとされ、ファストフードや清涼飲料の子供向け販売への風当たりが強まっている。

 同紙によると、現行の契約でマクドナルドはディズニー・キャラクターの使用料として年間、約1億ドル(120億円)を支払っている。(共同)
いかにもアメリカらしい、と思ったニュースです。
ニュースの多くはファーストフードに問題があるからディズニーは契約しなかったという流れになっています。
企業イメージが悪くなったから手を引いたというだけ話だと思うのですが、”子供の健康を気遣ったディズニーと言う企業”に話が摩り替わって世間では伝わってる気がします。

先のエントリーで「自己責任」でしょ、と言う趣旨を書いたのですが、”子供に「自己責任」とは言えないでしょう”というコメントいただきました。
果たしてそうでしょうか?
改めて考えさせられました。

そもそも、マクドナルドで提供している食べ物は有害なのか?
僕は”健康増進法”による世間の嫌煙化も余計なお世話だと思っているし、ディズニーの契約停止のニュースの歪曲化も似た感覚で感じています。

スーパーサイズミー』は極論。映画らしい独特な視点としては良いコンセプトですがPL法と同じく馬鹿げたものだと思っています。特にここを指して前エントリーでは”自己責任”と言う表現を使っています。
PR誌、HPはじめ、一応の情報提供もしているし、偽善的であっても子供の基金があるマクドナルドを自分はそれなりに認めています。
マックに限らず1つの食品店を続ければ体に悪いのは当たり前。マックの食材が人工的な味だというのは大いに賛同できますが、だから悪者だとは思いません。

では玩具のキャンペーンは有害なのか?
言い始めたら全てのオマケ文化を否定することになります。(自分は一番の被害者と言う説もありますが。)
仮に子供に”自己責任”ではないにしても、”保護者の責任”なり、属している側の問題と自分は認識しています。
基本的にリリース側の責任ではないと思います。何しろ強制して食べさせている訳ではないですから。

リリース側の責任と短絡的な意見になるとアメリカのバカな裁判に賛同してしまうことになりそうです。
個人の意見としては”自己責任、子供については親の責任”と言う意見で落ちつかせておきたいと思います。

でも、”判断能力が乏しいので子供に自己責任はない”と言う考えは自分は賛同しかねます。もちろん、能力が低いからこそ教育されるべきだし、その責任は学んでいくべきもののはずです。

子供だから「自己責任はない」、そう言ってしまうと少年犯罪と同じく責任追及のない年齢ならば自分のせいではないと言う誤解を学びかねません。
自分で決めたことを人のせいにするのが正しいなんて学んで欲しくはありません。
だから子供に自己責任がないと、自分は言いません。

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