映画ドラえもん/紙帽子コレクション'80 to '02
2006-03-12


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▲『ドラえもん のび太の恐竜』

26年前の春、初日に劇場へ行き舞台挨拶を見ました。この紙帽子をかぶった子供たちに混じりながら自分も舞台の上の藤子両先生を眺めていたあの日。思えば遠くになりにけり。
雑誌でも使っていただけたので保存していた甲斐があったと思っている品です。生かされてこそコレクター冥利に尽きます。
しかし改めて見返すと初年度は帽子でもなくハチマキと言っても良い代物。 さて、この紙帽子と言う風習はどんな子供映画が最初に導入したのでしょうか。最近気になっています。東宝チャンピオン祭りからの流れを感じる興行なので、ルーツをたどると更にゴジラに縁が深くなるかもしれません。

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▲『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』『怪物くん 怪物ランドへの招待』

2年目は折りまげてツバが出来たところから”サンバイザー”と呼べる形に進化。当時の記録によれば『ドラえもん 怪物くん 絵入り「サンバイザー」(紙製帽子)付き』となっているので前売り券の窓口プレゼントとして作られていたようです。しかし初日には家から持ってきた記憶もないし、劇場にはたくさんの子供がこれをかぶっていた記憶があります。あれはいったいどういうことだったのでしょう。余った分を配っていたのかな。

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▲『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』

ドラえもん映画歴史でもイレギュラー扱いの夏興行にも紙帽子はありました。当時の記録には『ドラえもん・21エモン紙ぼうし付』とあるので、これも前売り券のプレゼントだったようです。
そういえばこのときは劇場入場プレゼント(初日のみ?)のドラえもんマスコットを入場時に貰いました。記録上は無視され続けてますが入場プレゼントの最初はこれだったと印象づいています。

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▲『ドラえもん のび太の大魔境』『怪物くん デーモンの剣』『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』

この年は再びハチマキ型になってしまったものの、折ってそれぞれの面を前にすることで4種の紙帽子が楽しめると言う新機軸。
劇場でもらえることが出来ずに帰り道、不忍池のほとりで拾ってコレクション入りさせた記憶がうっすら……。拾うなよ、と当時の自分に思う反面拾う事ができた奇跡にも感謝です。
コレクターの感性は若干歪んでいるような。

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▲『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』『パーマン バードマンがやってきた』『忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻』

ここから自分のコレクションに折り目がないのでナチュラルに紙帽子をかぶる年齢は過ぎたようです。小学校高学年、そろそろドラえもんファンから、藤子ファンへ、そしてコレクターへの変貌が始まっていたのかもしれません。

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▲『ドラえもん のび太の魔界大冒険』『忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ』

ドラえもんを折り曲げてポップアップさせる形に進化。以降のスタイルの雛形になるエポックメーキング的な品です。

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▲『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウvsミラクル卵』


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