嬉々!映画『コーラス』かけこみ鑑賞
2005-12-18


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今年、見逃していた映画の中で手痛い一本『コーラス』。救済!

公開直前、「ニューシネマパラダイスの人の映画が来るらしいけれど、良さそうだから一緒に行こう。」と誘われた『コーラス』。あってるけれど、あってない誘い方に一瞬困ったけれど、自分も見たい映画だったので約束した。でもお互いの日程が合わず…。

この手の”心温まる映画”で単館上映だと「ニューシネマパラダイス以来の名作!」みたいなあおり文句がつく広告を10数年繰り返し見ているので、友人の誘いはそれを勘違いしたものかと思ったのだけれど、出演のジャック・ペランを指して”ニューシネマパラダイスの人”と言っていたことがあとで分かった。
ジャックペランは映画人として多彩な活躍をされていて「ニュー・シネマ・パラダイス」の配役もレスペクトを感じるものだったけれど、尊敬されてしかるべき人だと思う。今回は自分が製作なのに大成した役を真正面から演じるなんて、「ニュー・シネマ・パラダイス」のセルフ・パロディなのでしょうか。(←考えすぎ。)

そして『パリの天使たち』の監督と主演をして深い印象を残したジェラール・ジュニョ。昨年の『バティニョールおじさん』といい、俳優業のクリーンヒットを続けている。
『コーラス』は映画そのものの評判も良くて、更に気になる映画人のクロスオーバー、是非スクリーンで見たかった映画です。 二番館でかかっていることを知って、調べた時点で最終日、最終回しか残っていない状態。これで逃すとスクリーンで見る機会がなさそうと、ダッシュで劇場へ向かいました。

舞台は1940年代末。問題児の集う寄宿学校”池の底”に赴任した音楽家崩れの教師マチューが合唱を通じて少年たちの心を開いていく物語。

上映中涙している人も多く、帰りのロビーでは貼りだされていた映画のデータを一生懸命目を通している人もいました。
物語に〓まれ驚きの空気や静かな力み、胸に込みあがる思いを共有できて映画館に足を運んでよかったと思わされる鑑賞になりました。

DVDは22日発売禺画像]


※画像は96年のフランス映画祭で一緒に写真を撮ってもらったジュニョ氏。 監督作品『パリの天使たち』のTシャツを着ていったら、「こんないいデザインのTシャツ出ているの知らなかった」と驚かれてました。
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